05月01日(日)

素組み完成品の確認
<あと13日>

当時のアメリカの子供が作ったままの標準的な仕上げ。


静岡ホビーショー2005の合同展に向けてのプレッシャーは相当なものがありました。

他でもない「I LOVE TAMIYA」展のミニチュアを作ろう宣言をしたからなのですが、元々5月に完成させるのはムリなので、どこまでたどり着けるかという目標でした。まさに自分でまいたタネなのですが、結果は公私ともモロモロあって全くの手付かずの日々が続きます。丁度1年前の軽装甲機動車の日記が1年遅れでリアルタイムで感じられる日時になってくると、「ああ、去年の今日は、もうこんな事をしていたなあ〜」とマイナス思考になるばかり・・・。

このままでは何も出来ない、かといって「I LOVE TAMIYA」展のミニチュアを製作途中でも、といってもあまりにも遅すぎる・・・。結局、今年の静岡では「I LOVE TAMIYA」展ミニチュアはバッサリとあきらめ(もちろん何年かかってもやります!)、全く別のものにしようと決めたのが、わずか2週間前(ひどい泥縄ですね)。ふと頭の片隅に引っ掛かっていた事が思い出されたのです。「そうだ!2年前のリベンジだ!」

こうして取り出してきたのが、海外の某オークションで落札した「ITCの1/24AIRBORNE TANK」。40年前の当時のアメリカの子供が作ったと思われるそのままの状態です。全体塗装は無く、塗料は黒と銀色の2色だけを使って部分的な筆塗りです。考えてみれば、作例としてボックストップにある完成写真もそんな塗装でした。お世辞にも上手な塗装ではなく、しかもバリさえ取ってなく、接着剤のはみ出しもかなりあります。しかし、これこそがアジなのです。

ゆっくりと眺めながら、どこまでを可動化できるのか知恵を絞る事にしました。

(2005/06/29)


実車は小さな車体だが、1/24ともなると流石に大きい。 緑色のプラ表面に黒と銀色でのみ塗装してある。
現代でも通用する見事なプロポーションの模型! 上面から見ると、この戦車の独創性が良くわかる。
キャタピラは硬いポリ製。このままでは走行はムリか? 今回はこのディスプレイ版を元に改造スタート。
タミヤのポケットミュージアム版と並べて。 タミヤ版は1/50ながらディテールも細かい良キット。