戦士映画音楽傑作選
男たちへ 〜アゲイン

あの伝説のコンサートが再び!!!!!


あの伝説のコンサート再び!!!

今から1年2ヶ月前の、昨年5月29日に東京オペラシティで開かれた、前代未聞の演奏会。
あまりにもマニアックで、それでいて最高級のホールで、最高級のオーケストラで、最高級(?)のチケット代で・・・。

ちょっと(かなり)長くなりますが、某巨大電子日記板に書かれた当時の記録を、ここに再掲載します


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2007年5月31日

一昨日、色々な意味で大変なコンサートを聴きに行ってきました!
間違いなく生涯記憶に残る演奏会でした

「戦士映画音楽傑作選〜男たちへ」
場所:東京オペラシティ
演奏:東京交響楽団
曲目:
プラトーン/バックドラフト/決断/トラ・トラ・トラ/パットン大戦車軍団/エアフォース・ワン/沈黙の艦隊/硫黄島からの手紙/アポロ13 /皇帝のいない八月/鷲は舞いおりた/プライベート・ライアン/遠すぎた橋/U・ボート……

一応、ワタシは小学6年生からトランペットを始め
学生時代はこの楽器一色の12年間(ちょっと計算が合わず)。
大学では弱小オーケストラの団長までやらせていただいたので
人並みにはクラシック音楽には興味があるつもりです

そんな輩に飛び込んできたこのプログラム
超一流のオーケストラ、超一流のホールで
これらの曲が1曲でも生演奏された歴史が過去にあったでしょうか!
(特にトランペット吹きにはたまらない曲ばかり・・・)

このコンサートの情報は意外なところから飛び込んできました
他でもないあののプラ子さんです

戦場カメラマンの宮嶋茂樹氏(不肖宮嶋でおなじみ)の 熱狂的なファンである彼女が
氏のWEBサイトで発見したのが宮嶋茂樹氏のトークショー
そう、このコンサートの演奏前に
同じステージ上で宮嶋氏のプレトーク(トークショー)があるというのです


そこで、ヒトリではナニだとプラ子教祖様が信者に声をかけ
馳せ参じたのが3人のオヂサン・・・
ドイツ旅行戦士のかねこさんとワタシ、そして大阪のセンムーです
(「またあんたらか」の声が聞こえそう・・・)

宮嶋さんのトークは人柄がよく表れているとても興味深いものでした(^.^)
コチラはプラ子さんにおまかせするとして
ワタシは演奏の事を少し書きましょう

1曲目から体に震えが来るのがわかりました
どんな高価な音響装置でCDを聴いても
この東京オペラシティでの生演奏とは全く比較になりません

特にファーストトランペット奏者が絶品で
全く別の楽器を聞いているかのようなまろやかな響きかと思えば
華やかに隅々まで響き渡るサウンドでもあり終始大満足
「硫黄島からの手紙」のソロは特に感動しました
何度かソロがあると曲が終わるごとに指揮者に促され
立って挨拶をなさるのですが
私の座り位置からは完全に指揮者のブラインドで
顔は全く見えませんでした(立った時の姿がチラリくらいか)

終始放心状態の中で、一番感動したのは
「決断」のテーマ曲でした
あの曲をフルオーケストラの生で聞いたことがある人は
世の中にいないと思います
VHSやDVD、最近はYoutubeで聞くこともあるかもしれませんが
客席でオープニング部分を聴いただけで
ホントに両腕に鳥肌が立ち
「ああ、もうモトは取らせていただきました」でした

どうしてこんなマニアックなプログラム(ワタシは轟沈)が開催できたかは
一人のプロデューサーにすべてよるところだったようです

田中氏は、宮嶋氏のプレトークからステージ上でマイクを持ち
プロデューサー兼司会者の様な役割も果たしていらっしゃいました

この田中氏によると、例えばこの「決断」は世の中に楽譜がなく
福島市にある作曲家の古関裕而記念館
で楽譜を探し出しての“蘇奏”だそうです。
それを後で知って演奏を思い返すとありがたみが増しますね

でもって、そのあとは信じられない展開になりまして
演奏終了後ロビーで宮嶋さんの著作本サイン会が開かれ
当然のようにプラ子さんは並んだのですが
宮嶋さんが、一人一人にとっても丁寧にサインをなさるので
結果的にプラ子さんの順番になるまで1時間半(!)もかかりました

オヂサン3人は最初は待っていたのですが
プラ子さんが「申し訳ないからどこかで先にお食事でも」とのこと
そこで、とりあえず同じ建物内のオープンカフェで3人でコーヒーを飲んでいたら
前を通りかかったのが先の田中氏です

「今晩は、今日はありがとうございました。宮嶋さんからも聞いてます」
「!?」 (もちろん初対面です。我々は客席からステージ上の田中さんを見ていただけですから)

実は宮嶋さんとはアーマーの10周年記念パーティーでお会いした時に
軽装甲機動車のフルスクラッチ話で盛り上がりました
その後、インターネットもメールも基本的にやらない宮嶋さんに
今回のプレトークに行きますと手紙を出してあったのでした

今回の仕掛け人の田中プロデューサーは
プレトークでもステージ上で宮嶋氏と色々と話されていましたので
ワタシも顔はわかりました
「どうしてこのような企画を?」とステージ上で司会者に聞かれたら
「だってボクらはタミヤの戦車で育ったんです」
との発言があり、イスからずり落ちそうになりました
その田中氏の方からからこちらに寄ってきてくださったのです

「かねこさんもセンムーさんもありがとうございます
このあと打ち上げがあるのですが、参加なさいませんか?」
「!?」

なんと、この田中氏は各模型誌の愛読者でもあり
ワタシなんかより、かねこさん、センムーの顔はもちろんよくご存じで
かくして、単なる観客が
なんとコンサートの打ち上げまで顔を出すことになってしまったのでした

「でもプラ子さんが、今、宮嶋さんのサイン会に並んでいまして」
「あ、もちろん宮嶋さんも打ち上げにいらっしゃいますから、プラ子さんも是非一緒に」
「え〜っ?うぷぷぷぷぷぷ・・・・・」

この日、生まれて初めて宮嶋さんに会い
サインをしてもらう時に握手をするんだと張り切って
1時間以上も待っているプラ子さんが
この展開をどう思うかを考えただけで笑ってしまいました

かくして色々ありましたが
打ち上げには宮嶋さんもプラ子さんもめでたく参加
かねこさんとワタシは
「いったい今年はどうなってるんでしょうね」
との思いを強くしました


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なんだかわかったような、わからないかのような雑文ですが
ワタシのその日の興奮ぶりはなんとなくわかっていただけたかと・・・・

あの感動を、再び・・・
今回はキャパを広げた渋谷C.C.Lemonホール(つまり渋谷公会堂です)での開催になったので
チケット代が半額近くに下がりました
なんと中高生は1,000円で、あの最高の演奏が聴けるのです!!
詳しくはコチラへ




ところで、今年の8月3日(日)は模型好きにはどうしちゃったのというくらい特異日です
「池袋東武タミヤモデラーズギャラリー」の真っ最中ですし
「ワンフェス」当日でもありますし
「ホビーのまち静岡」当日でもあります

つまり、昨年あんなに感動し「次回があればもちろん万難を排して」と田中さんに固く誓った
センムーはもちろん某イベントの責任者ですからムリ
プラ子さんも某イベントの主催者で、それも静岡にカンヅメですからムリ
かくいうワタシも当日は19:00近くまでシゴトが入っていて大遅刻・・・
カネコさんのみがフル参加可能かという状況です

それでは、あんまりだと
某日、東京に集合し、このコンサートにかける熱き思いの座談会(?)が実現しました
当日のプログラムにその模様が掲載されるらしいです
だれが座談会に出席していたかは、当日のお楽しみ

みなさん、ワンフェスの帰りや、モデラーズギャラリーの帰りに寄られてはいかがでしょうか?

(2008/07/30)