田宮督夫グラフィックアート展
会期 | 2005年11月10日(木)〜15日(火) |
会場 | アクシスギャラリーアネックス (地図はこちら) |
鮮やかな配色、デザイン。そして・・・ | すべてが紙で作られた立体物なのです! |
当然ですが、一つ一つが督夫氏のハンドメイドです。 | 鮮やかに彩色されたパーツがはめ込まれています。 |
ここがタミヤコーナーですね(^_^) 1/12初版ホンダF1も! | 素晴らしい!・・・シェパード・ペイン! |
田宮督夫氏。この方がいなかったら、おそらく「世界のタミヤ」になるためには大変な回り道になっていたと思われます。田宮俊作社長の弟であり、タミヤデザインのすべてを30年以上にわたって統括してきた方です。ツインスターマークの生みの親でもあることは、あまりにも有名ですね。 その督夫さんも、1998年にタミヤの仕事から離れ、グラフィックアートの制作に専念されてこられました。この間に制作されたハンドワーク作品の展示会が開かれる事になったのです。ご自身が「紙の持つ多様な質感・特性を生かし、平面構成と立体構成の二面性を追求した」と語る作品の数々です。 そして嬉しい事に、督夫氏のタミヤ在籍時代の仕事もほんの少し見られるように、タミヤ本社からもバックアップ。ボックスアート原画(!)4作品や、ジオラマ(それもペイン氏とバーリンデン氏!)2作品も展示される事になりました。関東地区では初公開のものがほとんどです。 本物だけが醸し出すことの出来る圧倒的な存在感・・・お近くにお住まいの方は是非足をお運び下さい!!当研究室HPでは、タミヤ関連の展示品に関して補足情報をお知らせします。 (2005/11/06) |
本日、初日に行ってきました! 当研究室助手はもちろんデザインに関しては素人です。ですから、素人の目から見た田宮督夫グラフィックアート展レポートです。 当初、インビテーションカードに描かれているイスをデザインした作品を見て、CGの類の物かなと思っていました。会場に入ると、まず目に飛び込んでくるのは、鮮やかな配色の見事なデザイン画(に当初思えた)の数々です。それが、作品に一歩一歩ずつ近づくと、すべてが立体物であることがわかります。そして、鮮やかに彩色されたある作品の中に、小さな塗りムラを発見した事によって、逆にこの作品群がいかに驚くべき物なのかを知る事になり、一層感動を深めることになりました。 確かに、この上の紹介文でも“この間に制作されたハンドワーク作品の展示会が開かれる事になったのです。ご自身が「紙の持つ多様な質感・特性を生かし、平面構成と立体構成の二面性を追求した」と語る作品の数々です。”と当研究室助手自身が書いていたにもかかわらず、会場に入って見た瞬間には、そんなことが全く頭の中から飛んでいました。 素人なのであくまでも見た感じだけで説明すれば、「一切のCG技術を使わず精巧にアナログで図面を引き、3mm厚程のイラストボードなどをカッターナイフで丁寧に切り抜き、鮮やかに彩色を一つ一つ筆で施し、それを緻密にはめ込んだ作品」とでも言えばいいのでしょうか。あえて1960年代以前の技術のみで造られているようにも見えます。アナログクラフトなのにデジタルの感動。タミヤのプラバンの説明書に、「デザインを学ぶ人に」といった一文があり、多数の作例イラストが載っている事がここで繋がりました。 初日はオープニングレセプションパーティーもあったこともあり、大変な賑わいでした。明らかに当研究室助手の普段の生活ではなかなかお会いできないアーティスティックな知性溢れる方も多く、とても優雅なひと時を過ごせました。しかし、そんな方々をしてもみな共通しているのが、あまりの作品のレベルと数に唖然といったところでしょうか。 そして、高荷画伯を始めとして、ボックスアート原画にはいつも圧倒されます。原画だけが持つ圧倒的な情報量と迫力を、是非会場に足を運んで自分の目で確かめて下さい。 (2005/11/10) |
タミヤ関連展示品リスト
ボックスアート原画
作品名 | スケール | イラストレーター名 |
ヤマハモトクロッサー YZ250 | 1/6 | 川上 恭弘 画伯 |
フェラーリ 312T4 | 1/12 | 青島 敏行 画伯 |
日本海軍零式艦上戦闘機21型(A6M2) | 1/48 | 高荷 義之 画伯 |
ドイツ フィールドキッチンセット | 1/35 | 大西 将美 画伯 |
この高荷義之画伯のボックスアート原画が六本木に展示! |
大西将美画伯の原画の緻密さを、是非ナマでご覧下さい。 |
なんと!あのフランソワ・バーリンデン氏の作品がナマで見られます。 |
ジオラマ界の“神様”、シェパード・ペイン氏の作品も特別展示!! |