06月25日(金)
<本撮影まであと00日>

完成!スタジオ撮影

遂に・・・、「隊長!お待たせしました!!」


「完成」・・・この言葉にはなかなか到達しないものです。ひとえに「締め切り」という言葉の魅惑・恐怖・圧迫・責任感の成せる業に他なりません。スタート時からの多くの方々の協力、HPで勝手に宣言する事による追い込み、静岡ホビーショーという最高の舞台への高いモチベーション、未開の荒野を行く恐怖感とパイオニアとしての(勝手な)充実感、模型専門誌にモデラーとしてのページを初めて頂く畏怖・・・。終わってみると、すべてが幸せで充実した時間となりました。

指定された締め切りのまさにギリギリの日付になりましたが、なんとか約束の日時に撮影スタジオに作品を持ち込むことが出来ました。「穏やかな気持ち」・・・まさにこの言葉に尽きる時の流れでした。

静岡ホビーショーでは完成せずに待たせてしまった1/10フルスクラッチ自衛隊隊長も笑顔で(?)迎えてくれ、並んで記念撮影です。小泉編集長と本田カメラマンの提案で、ヘッドライトの点灯を強調するために、スモークを焚いてライティングも調整し、特殊撮影も行われました。スモークのまわり具合は非常に微調整が難しく、「この一瞬」の為に何度も何度も繰り返し撮影が行われました。例によって各カットの撮影終了ごとに、持ち込んだ自前のデジカメでの撮影を許していただいたのが下記の画像です。ライティングはプロですが、撮影者は素人ですのでお許しください。特にヘッドライト点灯の特殊撮影に関しては「この瞬間」というタイミングではまさにプロの撮影が行われているわけで(非常に緊張感がありました)、撮影終了後のスモークが薄れてきたところで申し出て撮らせて頂いたものですので、効果的な画像にはなっていません。バックナンバーをお持ちの方は、アーマーモデリングVol.58(2004/08)のp95をご覧下さい。

撮影中に小泉編集長が、「すいません、ページ数をもっと取るべきでした、ボクのミスです」とおっしゃって下さったことが、望外の最高の言葉でした。既に1ページ増量のカラー3ページが決まっていたにもかかわらずだったからです。

まさに晴れの舞台での撮影で雑誌に掲載となりましたが、日を置かず、ワイルド(?)な屋外撮影へと向かっていきます。もう少しお付き合いください。

(2005/01/27)


しっとりとした深みのある車体色になり、個人的には大満足。
左右テールライト上にある銘板は1/10RC軽装甲機動車のステッカーより。
ワイヤーカッター、上部ハッチ防弾板、増加装甲などがイラク派遣車両の特徴。
右フェンダー上の日の丸の車体カーブへのなじみに注目。素晴らしいステッカーです。
ヘッドライトには5mmφ高輝度白色LED搭載。左ドアノブがスイッチでON・OFF可能。
平田名人が作った1/10フルスクラッチ自衛隊隊長フィギュア。見事です。
スモークが薄くなりましたが、雰囲気を伝えるために撮影しました。



スタジオ前室にて撮影の順番を待ちます。 この様な環境を作っていただき撮影。
あらゆる角度から撮影は続きます。 スモーク&ライティングの妙で特殊撮影中。