05月13日(木)
<あと02日>

ボディー細部パーツの自作(6)

早起きしたらひらめきました。このツールがあった!


早起きといっても、起きた時間は朝の5時過ぎ・・・つまり2時間ほどしか寝ていません。いよいよ今日は静岡へ向かう日、最後の最後まで出来る事をやります。

まずやりたかったのは前部左右のウインカー。これもクリアーオレンジのアクリル板から切り出して作るのですが、2mm以上の厚みの素材をこれだけ小さい物に切り出すのに、Pカッターでけがいての方法ではかなり無理があります。そこで必要はまさに成功の母、ルーターのビットセットの中に円盤状のヤスリが入っていた事を思い出しました。

「こうやるのかな?」・・・ルーターのメーカーも性能の良い製品を作るのはいいのですが、最低限のビットの使い方ぐらい写真付きの小冊子をつけてくれても良さそうな物です。ルーターが入っていた箱にあった小さな1枚の写真を頼りに見よう見まねでやってみます。ウィ〜〜ン、ウィ〜〜ン・・・・あっ!。あきれるほど簡単に切れてしまいました。一昨日のあの苦労は何だったのでしょうか?あとは丁寧にヤスリで形を整えます。

ウィンカーの車体への固定方法は以前から決めていました。実車と同様にピン(実車はネジですが)で留めるのです。それには虫ピン、それも本格的な昆虫標本に使う「志賀昆虫針」が種類が豊富でピンの頭の形が良いと聞いており、事前に購入してありました。そしてボンネットに付くチェーン類も、これまた東急ハンズの手芸コーナーで事前に購入してあり、取り付けます。

遂に時間が来ました。家族と朝食を済ませてからついに出発です。入れるバッグはもちろん決まっています。そう、往年のタミヤRCカーバッグ。もともとのシャーシはXR311ですので、ピッタリと入ります。

この日は通常勤務を終えてから夜に静岡入り(つまり、業者招待日といっても初日に会場に入るわけではありません)するので、このバッグを持ってカイシャに出社するわけですが、会社の同僚も心得た物で「今度はナニを持ってきたの?」とのぞきに来てくれます。開けて見せると例外なく口アングリという状態になりましたが、美術を本業にしているスタッフの皆さんが褒めてくださったのは、何にも代え難い喜びでした。

粛々と(?)と業務をこなし、いよいよ夜には静岡入り。先行して静岡入りしていた知人友人、そして地元の方々と旧交を温めました。この数週間の平均睡眠時間を考えると、あっという間に睡魔に襲われるかとも思いましたが、ハイな気分は抑えがたく、最後まで美味しいお酒を飲みました。

(2004/10/07)


志賀昆虫針。あれ?通販の値段より・・・ 車体前部のウインカーです
接着剤は使わずにピンで留めます 東急ハンズの手芸コーナーで購入。
こんな風になります。制限時間一杯! ビンテージRCバッグに入れて、いざ!静岡へ!!