03月27日(土)
<あと49日>

図面起こし/スケール決定!

なんだか「それらしい」(^_^;)


いよいよ図面を起こしてみます。念のためですが、製図に関しては当研究室助手は中学校時代に「技術・家庭」で習った経験しかありません(^_^;)。

一般に、フルスクラッチ(完全自作)するには、図面が無いと始まりません。運良く三面図を入手できたとしても、その図から展開図を導き出すには専門的な知識が必要となります。当研究室助手は中学生時代に、タミヤニュースの「これだけは作ろう」の記事を見てM3スチュアートの角型砲塔を作ろうとしたのですが、三面図からは斜めになっている部分の寸法がどうしても割り出せずに、なんだか一回り大きな砲塔を作ってしまった甘酸っぱい思い出があります。

今回大きかったのは、実車を取材して各寸法を実測できたことです。これにより最初から展開図レベルの寸法としてそのまま使えるからです。逆に言えば、当研究室助手にはいかに実寸を細かに計測しても三面図を描く能力はありません。今回の対象車両は垂直で交差した面がほとんどないので、これは本当に助かりました。

シャーシが実際に組みあがり、何度計測してもホイルベースは同じ値になるので(^_^;)、ここでスケールを「2/23」に決定します。よりわかりやすく(どこが)表記すれば「1/11.5」。つまり、「1/12」スケールより、ほんの気持ちだけ大きい事になりますね。計算は電卓がすべてやってくれますので「1/12」といったキリの良い数字に比べても何の差もありません。

いよいよラフ図を見ながら「2/23」スケ−ルの図面を起こしてみます。今回の実車取材では「角度」は一切測っていないので、斜めの線はコンパスで描いた線の交点から導いていきます。恐る恐る引いてみたのですが、各所でつじつまが合うので一安心でした。

そうこうしていると、タミヤからパーツが届きました(土曜の夜です)!これはタミヤカスタマーセンターに水曜日の夕方に電話で注文したものです。

助:「すいません、パーツを注文したいのですが・・・」
タ:「はい、品物は○○で、代金引換をご希望ですね、金曜日に発送しますので土曜日には届きます」
助:「え!そんなに早くですか!?」
タ:「はい、東京でしたら午前中には到着しますが、時間指定ももちろんできますよ」
助:「はあ、あの、日中は家にいないもので、夜一番遅いのは何時でしょうか?」
タ:「22:00以降というのもありますが」
助:「え!?」

便利な世の中になったものです、中2日で届くのですね。かつて小学生の頃に、町に一つしかない郵便局までわざわざ足を運んで郵便為替をドキドキしながら手に入れて送って、まだかまだかと2週間近く待っていた頃が懐かしいです。

2/23スケールで計算すると、タイヤの直径83mm・ホイル直径52mm・厚さ22mmとなります。そんなに調子のいいものが果たしてあるかどうかと悩んでいると、某Y氏から「ありましたよ!」と教えていただいたのが、1/14RCキングハウラーの後輪ダブルタイヤです。なんと直径83mm・ホイル直径48mm・厚さ22mmという信じられないほどの一致ぶり。ホイルキャップは完全自作する事になるので、なんとかなりそうですし、あとはトレッドパタンの違いなのですが、実車にも何種類か確認されているので、ここはあまり悩まない事にします。問題はXR311がボルト5点留めの正五角形なのに対し、キングハウラーはボルト6点留めの正六角形なことですが、これも新たに穴を5個あける事で対応できそうです。

タイヤ直径 ホイル直径 タイヤの厚さ
2/23スケールでの理論値 83mm 52mm 22mm
1/14RCキングハウラーのタイヤ 83mm 48mm 22mm


図面はまだまだ描き始めたばかり・・・しばらく悩んでみます。

(2004/03/28)


電卓の「メモリー割り算機能」を使ったのは20年ぶり? 第1回のアウトラインはこんな感じ。
結局21:00〜23:00指定にしてみました。便利! この6点留めのホイルを5点留めに・・・。