5月08日(日)
<あと6日>

床と壁の塗装

コンクリート色をサーフェイサー効果も考えてエアブラシです。
昨日の画像にあったようにレベルカラー35番の明灰白色(日本海軍機色)です
壁のクリーム色はレベルカラー24番のスカイ。1階以上の床は化粧板が敷かれ同色の解釈。
カットモデルなので断面をコンクリートの荒々しさを出すために新素材を初めて使用
それがこの情景用のタミヤテクスチャーペイント。
性質をよく知らないで使ったばっかりに、このあと半日を無駄にしてしまいます(涙)
ホットボンド(グルーガン)での製作は溶接表現そのままに見えますか?
一部透明素材で作っていた圧力容器も下地塗装すると形が見えてきます。
5階オペレーティングフロアです。コンマ何mmの精度でピタッと合いました
左側に白く見えているのが使用済燃料プールです。


この日が日曜日で翌日以降が平日ですので、まとまった時間が取れるのはこの日しかありません

デジカメの撮影時間を見ると早朝から深夜までひたすら作っていたことがわかりますが、かなり追い込まれていた様で、日中の作業画像がありません。当然この日には塗装を始めていないととても間に合わないのですが、まずはコンクリート色に使え、サーフェイサー(下地塗装)の役割も兼ねて欲しい思いで灰色をエアブラシしました。色は自分で柏崎刈羽原発の内部で見た色のイメージで明灰白色という旧日本海軍機の色を選択します。いわゆる零戦の色です。

最近は乾燥ブース(食器乾燥器)で乾燥させることがほとんどなのですが、今回は大きすぎて乾燥機には入らないため、十分に時間を取って自然乾燥させました。その後、地下1階の床のみマスキングして、壁の色としてスカイ色をエアブラシします。これは柏崎刈羽建屋内で実際に自分の目で見てきた壁の色そのものでした。実際に上がったオペレーティングフロアは床に化粧板が貼られ、壁と同じスカイ色だったので、コンクリート打ちっぱなしの地下1階以外は全てその解釈にしましたが、後に修正を余儀なくされます。

今回作っているのは建屋を南北方向に切断したカットモデルです。断面はコンクリートの材質に見える工夫としてタミヤの情景製作用の新素材テクスチャーペイントを使ってみました。あいにくコンクリート色が手に入らず茶色の「土表現用」でしたが、最終的に塗装するので気にしません。しかしここでこの新素材の特性をわからないままいきなり本番に使ったため、これまた後に修正を余儀なくされることになりました。それは乾燥時間と、食いつきの良さが原因なのですが半日近くを無駄にしました。

今回の一連の作業の中で初の塗装工程なので、これまで複合素材で何が何だかのバラバラの表面が初めて統一された感じが出て来ました。圧力抑制室は透明塩ビでなんだか軽々しかったのがいきなり溶接の質感が出て来ます。透明アクリルパイプに塩ビ水道管継ぎ手で、質感に欠けた圧力容器もすっかりイメージが湧いてきました。

床と壁はスチレンボードなのですが、床材には0.3mmのプラバンを貼ります。これは塗装の食いつきを良くすることと、表面の材質の統一性が大きな目的です。5階のオペフロも新造し仮組みを終えてから塗装しました。

(2014/01/14)