1/350フレッチャー
(「水モノオフ会2001」参加作品)

単なる素組みです。マスキングを丁寧にやると楽しいです。


過去の作例で「公開する」と宣言したまま長らくUPされていなかったものを順次公開していきます。重ねて事前にお断りしておきますが、「超絶作品」とは無縁の「素組み」です。なおかつ13年前の作品です。温かい目でご覧ください。

全くの手探りで1999年夏に始まった「水モノオフ会」も3回めを数えて参加者数も増えてきました。当初は「参加出来るだけで大興奮」だったのですが、「とにかく他の人とかぶらないもので初披露を」と考えて色々と考えます(この時からもう幸せですね)。そんな中、「キットとして発売されているのは知っていたけど自分の周りで完成品を見たことがない」から作ってみようとしたのが、このタミヤ1/350フレッチャーです。

発売は1996年ですから、当時でキット化されて5年経っていました。タミヤ1/350戦艦シリーズではプリンス・オブ・ウェールズ以来10年ぶりの製品でした。今、手元で「田宮模型全仕事3」を見ているのですが、2000年までの全てのタミヤ製品を網羅したこの書籍では1/350艦船シリーズはこのフレッチャーが最新製品ですね。その後のイ400や駆逐艦雪風、最上や利根、さらには大和のリニューアルなどは全て21世紀以降の製品なんですね。

単なる素組ですが、丁寧にマスキングするとなんだか満足感でいっぱいになります。甲板の色をお気に入りの「レベルカラー5番青」のつや消しエアブラシしてみたところ、上品な深みのある色になり、何でもない作品なのにオフ会ではかなりインパクトが有りました。本来なら色々とディテールアップするのですが、「モーターで走行させる」ことが大前提のオフ会ですので、そのままでした。中にモーターを入れ、シャフトを通してスクリューを回すのが基本形ですが、なんとも安直にマブチ水中モーターS1を使えばあっという間に完成です。

走行性能は特に期待していなかったのですが、抜群の直進性で他の艦船を圧倒してしまいました。余談として翌年のオフ会にこのフレッチャーの船体下部を利用した作品が複数出て来るというオマケまでつきました。

(2014/02/08)


甲板に「レベルカラー5番青」をつや消しにしてエアブラシし、丁寧にマスキング。
グレーの船体色をエアブラシし、組み立て説明書を見て迷彩塗り分けラインを油性ペンで写し
一気にデザインナイフで一発切りをしていきました。「邪道」ですよね(笑)
マスキングを剥がす・・・この瞬間がたまりませんね
デザインナイフの一発切りです。シャープなラインになりました。
艦底色も塗り、さらに黒のラインをマスキングして剥がします
完成です!素組みですが大満足。
現代の目で見れば色々な思いがあるかもしれませんが、楽しかったです。
砲塔のラインなどがお気に入りです。
マブチ水中モーターS-1をつければあっという間に!
快速で他の追随を許しませんでした!!