12月2日(月)
<あと5日>

台座の製作・基本塗装2

新兵器タイトボンドを使っても、ガッチリ固定するのは同じです。
あろうことか角をコツンとぶつけたら欠けてしまいました。慌てず騒がず
のこぎりでいらない木片を切って出したおがくずとタイトボンドを混ぜて埋めます。
完全乾燥させてからヤスリをかけるとこの通り。
キットが入っていた箱の側面にはこんなイラストがあるので・・・
ピアノ線3本を瞬間接着剤で固定してディテールアップしてみました。
テンションがかかっている部分の表現はピアノ線が一番です。
巨大な2つのリールに黒いワイヤーが巻き取られている感じに見えますか?
50年以上前なのでデカールはさすがに使えないでしょう。スキャンして反転させます。
一部、制御盤の色を緑に変えました。これで自作デカールになります。
タービン建屋のオペレーティングフロアの別室です。完成するとほとんど見えなくなります。
中央の銀色の部分が問題の階段です。上がり切ったところには例の手すりがあります。
タービン建屋全景です。実はDANGERデカール1枚のみオリジナルを使ってみました。
バラバラになったのですが、ピンセットで集めてデカールフィットで固めました。
蒸気発生器に燦然と輝くウエスティングハウス社ロゴマークのデカール。
鉄塔も全て塗装を終えました。


遂に最後の土日も終わって残りはわずか5日、脇目もふらずに突っ走るしかありません。

まずは台座の製作です。タイトボンドはいつも使う木工用ボンドに比べて乾燥時間が早いのが特徴ですが、ガッチリと固定しなくてはならないのは同じです。麻糸を使ってグルグル巻きにして固定しました。ここでトラブル発生。角をコツンとぶつけたら欠けてしまったのです。それでも慌てず騒がす、特製パテを使って埋めました。一番いいのはタイトボンドにおがくずを混ぜることなのですが、都合よくありません。そこで木片を取り出しておがくずを作るためだけにのこぎりを引いて調達しました。結果は良好、乾燥させてからヤスリで仕上げると全くわからなくなりました。これは透明ニス仕上げでは最終的に厳しい物がありますが、今回は元々黒に塗装するつもりなので問題ありません。

今回のキット製作では可能な限りオリジナル状態をリスペクトする方針で進めていますが、ほんの少しだけ手を加えたのが大型クレーンのワイヤーでした。キットにもクレーンの先端パーツはあるのですが、これをクレーン本体から吊るすやり方は組み立て説明書には書かれていません(英文解説を全て読破したわけではありませんが)。でもボックスサイドにはしっかりとワイヤーが3本描かれています。これはやるしかないですよね。こういう時に本当にテグスなどを使う方がいらっしゃいますが、テンションがかかっている場所は私は絶対にピアノ線です。万景望号で身をもって経験しました。

そしてデカールもさすがに50年以上前の物ですので使えません。スキャニングしてデータを取り自作デカールを作ります。最近はエーワンの転写シールを使っています。白の文字を作れないという大きな欠点はありますが、それをクリアした条件であれば発色の良さと入手のし易さから愛用しています。本格的に作るならALPSのドライプリンタで、私も過去に何度も使用していましたが、メーカーでも生産停止になり厳しい環境ですね。

苦労して作ったデカールのロゴマーク等はやはり良いアクセントになります。少しずつゴールが見えてきました。

(2014/05/13)