11月09日(土)
<あと28日>

圧力容器のレストア

50年分の汚れ、カビもありました。パーツ状態で洗剤で洗浄し乾燥させます。
これが50年前の子供が作りかけて挫折した部分。原子力圧力容器です。
クリアーパーツですが黄変し、接着剤のはみ出し、ズレなどかなり厳しい状況です。
思い切って完全分解し、240番(!)のサンドペーパーから大胆にかけます。
一時的に全く透明で無くなってしまいますが、気にしません。
240→400→600→800→1200→1500→2000番とサンドペーパーの目を細かくし
最後に2種類のコンパウンドで磨いたところ、見事に復活しました!


まず半世紀分の汚れを丁寧に落とします。油分というより、場所によってはカビまで出ていましたのでマジックリンで丁寧に洗浄し、食器乾燥器で一気に乾かしました。

このキットはジャンクで入手したと書きましたが、本当に最初の部分だけ手がけられて挫折した状態でした。当時の小学生が作ろうとしたのでしょうか?その手がけた部分はまさに心臓部の原子炉圧力容器でした。中には燃料集合体という名前の各燃料も再現されています。しかしご覧のようにお世辞にも良い状態ではなく、しかも一番扱いが難しい透明パーツが接着剤のはみ出しと変質で大変なことになっていました。

ここは心穏やか、かつ大胆にサンドペーパーで磨いていきます。しかも最初は240番という本来は木工用に使う粗い目の番手でゴシゴシこすって、接着剤のはみ出しを完全に削り落としました。あとは慌てず騒がす、決してズルはせずに順番に番手を上げて目を細かくして磨き、最後に2種類のコンパウンド磨くと!なんとか復活です!!

(2014/05/08)